米Splashtop、ノートPC/ネットブック向けの瞬間起動OS「Splashtop OS 1.0」を発表

 米Splashtopは2月23日(米国時間)、「Splashtop OS 1.0」を発表した。Linuxベースの軽量OSで、Windows OSとの共存が可能という。同社Webサイトから無償でダウンロードできる。

 Splashtop(旧社名はDeviceVM)は瞬時に起動するLinuxベースのOSを開発するベンチャーで、これまで台湾ASUSTek、米Hewlet-Packard、米Dell、台湾AcerなどのメーカーにOSを提供してきた。今回のSplashtop OSは、自社ブランドで直接ユーザーに提供する初のOSとなる。2010年11月にリリースしたベータ版を経ての正式版となる。

 Splashtopの特徴は、軽量で瞬時に起動すること。WebブラウザとしてGoogle Chromeのオープンソース版「Chromium」(バージョン8)を搭載し、電源Offの状態から約2秒という短い時間でWebブラウザが利用可能になるという。

 同社によると、同OSは単体でフル機能を提供するのではなく、Windowsと併用して利用する「コンパニオンOS」という位置付けとのこと。マルチブートに対応し、SplashtopのブートメニューからWindowsを起動することもできる。ネットブックやノートPCに適しており、Facebook、Twitter、GmailなどWebアプリケーションを利用するユーザーに最適という。検索エンジンは米Microsoft「Bing」を採用するほか、オンラインストア「Chrome Web Store」から1クリックでアプリケーションを入手することもできる。Flashプラグインなども用意されている。

 Splashtop OS 1.0は同社Webサイトより無償でダウンロードできる。Splashtopでは、この3年以内に出荷されたほとんどのPCにインストールできるとのこと。

米Splashtop
http://www.splashtop.com

「Splashtop OS 1.0」ダウンロード
http://www.splashtop.com/os