細かな設定と性能が強化されたディスク暗号化ツール「TrueCript 7.0」
TrueCrypt Foundationは7月19日、オープンソースの暗号化仮想ドライブ作成ソフトウェア最新版「TrueCrypt 7.0」を公開した。ハードウェアアクセラレーションAESサポートなどの新機能が加わっている。
TrueCryptは暗号化仮想ディスク作成ソフトウェアで、USBフラッシュやハードドライブなどのストレージ端末、パーティション全体を暗号化し、リムーバブルディスクとしてマウントして利用できる。
最新版では、お気に入りのボリュームを管理できる「Favorite Volumes Organizer」が導入された。お気に入りのボリュームに対して、「読み取り専用でマウントする」などのオプション設定が可能となった。Windows版ではボリューム自動マウント設定が加わり、ホストデバイスがコンピュータに接続時に自動的にマウントするよう設定できる。
新たにハードウェアアクセラレーションAES暗号をサポート、「Intel AES-NI」インストラクションが利用できる場合、デフォルトでハードウェア側の高速化支援機能を利用する。これにより、通常の場合で速度が4~8倍改善するという。
最新版はWindows 7/Vista/XP、Mac OS X、Linuxに対応、TrueCriptのWebサイトより入手できる。
TrueCrypt Foundation
http://www.truecrypt.org/
「TrueCrypt 7.0」ダウンロード
http://www.truecrypt.org/downloads