米Oracle、「VM VirtualBox 3.2.6」リリース

 米Oracleは6月25日、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 3.2.6」をリリースした。メンテナンスリリースとなり、20以上のバグ修正や機能強化が図られている。

 VirtualBoxはx86プロセッサ向けのデスクトップ仮想化技術。ホストOSはWindows、Linux、Mac OS X、Solarisをサポートする。

 最新版は、6月7日にバージョン3.2.4を公開して以来のリリースとなる。仮想マシン関連では、32ビットホスト上で64ビットSMPゲストに対応(Intel VT-xとAMD-Vのみ)、一部Intel CPU上で32ビットホスト上で64ビットゲストを稼動時にクラッシュする問題も修正した。Mac OS Xサーバーゲストの互換性問題も修正されている。

 3D対応では、64ビットWindowゲスト上の32ビットアプリケーションでの「OpenGL」対応を更新した。SATAの性能を改善し、NAT、iSCSI周りも強化した。リモートデスクトップ機能のVRDP(Virtual Remote Desktop Protocol)では、複数のVRDP接続が設定可能となった。

 VirtualBox 3.2.6は、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

米Oracle
http://www.oracle.com/

「Oracle VM VirtualBox 3.2.6」ダウンロード
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads