リリースが遅れているDebian GNU/Linux 6.0、8月にコードフリーズ予定
Debian Release Teamは6月14日、次期版「Debian GNU/Linux 6.0」(開発コード「Squeeze」)の開発状況とリリース予定をアップデートした。Python 2.6へのアップデート作業を終了後にコードフリーズし、公開準備に入るという。フリーズ時期は8月後半を見込んでいる。
Debian GNU/Linux 6.0は当初3月に公開を予定していたが、作業が遅れていた。Release Teamは現状として、起動プロセスの高速化などの作業、ptlib/opal、evolution/gtkhtmlの移行作業などが完了し、「KDE 4.4.3」と「GNOME 2.3」に対応したと報告している。
今後の作業としては、eglibcのテスト、デフォルトとするPython 2.6への移行作業などを挙げている。Python 2.6への移行が完了次第、コードをフリーズするという。このほか、Perl 5.12への移行などもフリーズ前に完了したいとしている。
Debianチームは2009年9月、固定リリースサイクルを導入することを発表している。Squeezeは最初にこのリリースサイクルが適用されるバージョンとなっているが、現在予定している8月後半のフリーズは、当初の予定より8ヶ月遅れのフリーズとなる。
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