TwitterやGoogleを使用した「最も影響力のある人」調査、トップはTim O'Reilly

 米MindTouchは3月17日(米国時間)、Twitterやブログ、Googleなどを使用した調査を元に「Most Powerful Voices(MPV) in Open Source」20人を発表した。トップは米O’Reilly Media創業者のTim O’Reilly氏、2位はLinuxの父、Linus Torvalds氏となった。

 この調査ではTwitterでフォローされている数やGoogleサイトでの表示を調べ、フォロワーや購読者への影響を測定。その人のツイートがリツイートされた数、ツイートやブログ投稿などの発言が他の人のブログやメディアでどれだけ取り上げられたか、ブログ界で参照された数などを基にスコアをつけ、その結果をまとめている。

 「オープンソース界で影響力があるオピニオンリーダー」トップ5はO’Reilly氏、Torvalds氏、米GoogleのオープンWeb主唱者であるChris Messina氏、GNOME ProjectとMono Project創業者のMiguel de Icaza氏、元Sun MicrosystemsのCEO、Jonathan Schwartz氏の5名。

 書籍出版や「OSCON」などオープンソース関連イベントの開催で知られるO’Reilly氏は、「Web 2.0」などのキーワードを生んだ人物。同氏のTwitterのフォロワー数は143万人を超えており、ブログやWebでの話題度は中〜低レベルだが、高スコアにつながった。2位のTorvalds氏については、ブログやTwitterはオープンソースより家族の話が中心だが、先の「Google Nexus One」購入など、Torvalds氏の発言が高い注目を集めることからランキング対象に入れたと説明している。

 上位20位にはこのほか、英CanonicalのCOOであるMatt Asay氏(8位)、Drupal創業者のDries Buytaert氏、元Sunのオープンソース責任者でOpen Source Initiativeボードに就任したSimon Phipps氏(12位)などの名前がある。

 MindTouchは、オープンソースのコラボレーションプラットフォームを開発するベンダー。

米MindTouch
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