Google Chrome、安定してWebブラウザシェアを増やす。Mozillaは3ヶ月連続で減少

 市場調査会社の米Net Applicationsは3月1日、2010年2月のWebブラウザ市場データを公開した。同月、Webブラウザトップ5中、シェア値を伸ばしたのは3位の米GoogleのChromeのみだった。

 2月のブラウザシェアとシェア値は、1位は米MicrosoftのInternet Explorer(IE)で61.58%。2位はFirefox(24.33%)、3位がChrome(5.61%)だった。4位はAppleのSafari(4.45%)、5位はOpera SoftwareのOpera(2.35%)。

 上位5種類のブラウザの中で、Chromeのみが0.41ポイントシェアを増やした。1位のIEは0.54ポイント、Firefoxは0.2ポイント、Safariは0.08ポイント、Operaは0.03ポイントの減少となった。Chromeはトップ5の中で最も後発のブラウザであるが、2009年5月に2%台、9月に3%台、12月に4%台、2010年1月に5%台とシェアを増加させてきた。2009年12月にはSafariを押さえて3位となっている。

 また、IEは依然最大のシェアを誇るものの下降線にあり、2009年1月に70%台を割れて以来、13ヶ月で61%まで下げた。Firefoxは2008年11月に20%台に到達し、その後もじわじわとシェア値を増やしたが2月は3ヶ月連続でシェア減少となった。これまでの最高値は2009年11月の24.72%。

 トップ5以外では、携帯電話用の「Opera Mini」が0.05ポイント増の0.64%、「その他」が0.41ポイント増の1.13%となった。

米Net Applications
http://www.netapplications.com/