キャッチアップ、国産オープンソースCMS「BaserCMS」初の安定版をリリース
企業Webサイトの制作・構築業務を手がけるキャッチアップ(本社:福岡市)は2010年2月15日、国産オープンソースCMS「BaserCMS 1.5.3 stable(安定版)」を公開した。プログラマーがいないWeb制作会社やデザイン会社での利用を想定して、同社の企業Webサイト制作ノウハウを盛り込んだ。
コンセプトは「コーポレートサイトにちょうどいいCMS」。オープンソースのPHPフレームワーク「CakePHP」をベースとして、環境準備の素早さを重視して同社が開発した。2009年にベータ版を公開しており、今回のリリースが初の安定版となる。
企業Webサイトに最低限必要な機能を搭載し、余計な機能を省いたのが特徴。更新しやすいページ管理機能、わかりやすい簡易ブログ、簡単設置のメールフォーム、お手軽フィードリーダーなどの機能を備え、Word感覚でサイトを更新できるとしている。
動作環境はLinux glibc 2.1/2.2/2.3、FreeBSD 5.4以降、Windows 2000以降。開発言語はPHP4.3以降、データベースはMySQL4.1以降、PostgreSQL7.4以降(小規模の場合はデータベースなしでも運用可能)。
ライセンスはGPLv2で、ソースコードを開示したくないユーザー向けに商用ライセンスも用意した(要問い合わせ)。
現時点では、テンプレートなどのデザイン要素をユーザー側で制作する必要があるが、今後はデザインテーマなどの充実を図って、より導入しやすくする予定。同社は、デザイン制作や既存サイトからの移行などの導入支援サービスも提供している。
BaserCMS
http://basercms.net/
キャッチアップ
http://www.e-catchup.jp/