The Linux Foundation、Linuxデバイスドライバの技術トレーニングを日本初開催

 The Linux Foundation(LF)は2010年2月12日、Linuxデバイスドライバ開発手法の技術トレーニングコース「Developing Linux Device Driver」の参加者募集を開始した。LFが米国で提供しているトレーニングコースの一つで、日本では初めての開催。

 米国から専任トレーナーを招き、Linux開発コミュニティのトップ技術者が監修した教材を使用する。3月15日〜19日の5日間コースで、費用は2750米ドル(LF個人会員は10%割引)。定員は15人(最少催行人数は6人)。

 「モジュールの基礎」「キャラクタ・デバイスについて」「デバッギング技術」「タイミングとタイマーについて」「パワーマネジメントについて」など31項目で構成。ハンズオンでのプログラミング実習も含む。

 講義は英語のみ(通訳なし)で、教材も英語のまま。受講条件は、C言語に習熟していること、Linux/UNIXの基本知識(ls、rm、grep、tarなど)があること、テキストエディタ(emacs、vi)が使えること。会場は、LFの会議室(東京都千代田区紀尾井町3-30 山本ビル5F)の予定。

 米国では、ほかに「Embedded Linux Development」「Linux Kernel Internals and Debugging」「Developing Applications For Linux」「Linux Performance Tuning」「Developing with GIT」の各トレーニングがあり、日本ではデバイスドライバ開発に携わっている人が多いことから、第1回目のテーマに選んだという。

 他のトレーニングも今後、順次提供してゆく予定。教材の日本語化や日本人講師の育成なども計画している。

「Developing Linux Device Driver」受講申込
http://training.linuxfoundation.org/component/registrationpro/?func=details&did=35

The Linux Foundation
http://www.linux-foundation.jp/