米Microsoft、「Windows 7」のUSB/DVDダウンロードツールをGPLで公開
米Microsoftは12月9日、「Windows 7」のダウンロードツール「Windows 7 USB/DVD Download Tool(WUDT)」をオープンソースとして公開した。ライセンスはGPL v2。プロジェクトはCodePlexでホスティングされており、ツールはMicrosoft Storeから無償で利用できる。
WUDTはWindows 7のISOイメージをUSBやDVDにダウンロードするツール。これを利用することで、DVDドライブを備えていないネットブックなどでもWindows 7のインストールが可能になる。WUDTは当初10月に同社のオンラインストアであるMicrosoft Storeで公開されたが、その後開発者Rafael Rivera氏がオープンソースプロジェクト「ImageMaster」のソースコードと類似していることを指摘、Microsoftはこれを認めて同ツールをMicrosoft Storeから削除し、謝罪していた。
ImageMasterはMicrosoftのオープンソースプロジェクトホスティングサイトであるCodePlexで、GPLv2の下で公開されており、ソースコードを開示することなくコードを改変・配布したことなどでGPL違反となっていた。MicrosoftはGPL違反を認めた時点で、WUDTを将来オープンソースとするとしていた。
オープンソースとなったことから、インストール手順が変更、「.NET Framework」「IMAPI」などのインストールが必要となった。だが、ツールのユーザーエクスペリエンスに変更はないという。
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
Microsoft Store
http://store.microsoft.com/Help/ISO-Tool
CodePlex.com
http://wudt.codeplex.com/