Google、ChromeのMac/Linux向けベータ版を公開

 米Googleは12月8日、オープンソースのWebブラウザ「Google Chrome」のMac版とLinux版をベータチャネルで公開した。拡張機能もベータとなり、300以上の拡張を公開した。

 2008年9月に発表されたChromeはこれまでWindowsのみに対応しており、MacおよびLinux用は開発版としてリリースされてきたが、今回、初のベータ版が公開された。バージョンは4.0.249.30。

 Linux版はDebian GNU/Linux、Ubuntu、Fedora、openSUSEに対応。GTKテーマの統合統合、標準のシステムパッケージマネージャで更新を管理できるなど、可能な限りOSにフィットさせたという。Mac版は「Mac OS X 10.5」(Intel)以降に対応する。ブックマーク管理、拡張サポートなど欠如している機能もあるようだ。拡張については、開発者版で対応する。

 Googleは同時に、Chrome向け拡張機能「Google Chrome Extensions」のベータ版も公開した。翻訳機能「Google Translate」「Google Mail Checker」などGoogleサービス、RSSサブスクリプションや共有などのサービス、ニュースや天気情報などのコンテンツ系など300種類以上がすでに用意されており、専用サイトで確認できる。

米Google
http://www.google.com/

「Google Chrome」Linux版(ベータ)ダウンロード
http://www.google.com/chrome?platform=linux

「Google Chrome」Mac版(ベータ)ダウンロード
http://www.google.com/chrome?platform=mac

「Google Chrome Extensions」(ベータ)
https://chrome.google.com/extensions