米Google、「Android 2.0」に向け最新SDKをリリース

 米Googleは10月27日(米国時間)、オープンソース携帯電話向けOSの次期版「Android 2.0」の概要を公開するとともに、2.0向けのソフトウェア開発キット(SDK)を公開した。2.0では、データ同期、Bluetooth、HTML5対応などが特徴となる。

 アドレス帳では、コンタクト情報とコミュニケーションモード(電子メール、電話、SMSなど)が迅速に表示される「Quick Contact」が加わった。「Microsoft Exchange」にも対応、複数のアカウントを同じ受信ボックスで利用できる機能など、ビジネスユーザーのニーズに応じる。

 このほか、Bluetooth 2.1サポートと「Object Push Profile(OPP)」「Phone Book Access Profile(PBAP)」の対応、ズームなどカメラ機能の強化、マルチタッチ機能なども特徴となる。HTML5対応も強化し、ローカルデータベース、Geolocation API、videoタグなどが利用できるようになった。対応OSとして、Windows、Linuxのほか、「Mac OS X 10.6(Snow Leopard)」が加わっている。

 最新のSDKは、Google AndroidのWebサイトよりダウンロードできる。既存開発者は「SDK Manager」を利用して、Android 2.0対応と「SDK Tools to revision 3」を入手できる。Eclipseユーザーは、Eclipseの更新メカニズムを利用して最新プラグイン「ADT version 0.9.4」に更新できる。

 Android 2.0は、「Eclair」という開発コード名で開発が進められている。

米Google
http://www.google.com/

「Android SDK」ダウンロード
http://developer.android.com/sdk/index.html