米Google、アイディア募集プロジェクト「Project 10^100」の一般投票を開始

 米Googleは9月24日(米国時間)、2008年9月に開始したアイディア募集コンテスト「Project 10^100」について、16のトップアイディアを絞り込み、一般ユーザーの投票を開始したことを発表した。2009年10月8日まで、専用Webサイトで投票できる。

 Project 10^100(10の100乗)は、Googleが設立10周年を記念して2008年9月に開始したアイディア募集コンテスト。エネルギー、環境、健康、教育、コミュニティ、シェルター、機会の7つのカテゴリ別に、人々の役に立つアイディアを募集、優秀とされたアイディアに対し、Googleが総額1000万ドルの資金を提供するというもの。

 Googleによると、世界25言語で15万以上のアイディアが集まったという。約3000人の社員がアイディアをレビューした結果、最も多かったテーマを16件に絞り込んだ。

 今後のプロセスとしては、10月8日までの2週間、専用Webサイトで一般ユーザーからの投票を受け付け、5件の優秀プロジェクトを選ぶ。その後、最優秀賞を決定し、個人や団体から実装提案を受け付けるという。

 投票対象となる16のプロジェクトの中には、コミュニティカテゴリとして現実世界の問題報告システムの構築、大量虐殺監視・警告システムの構築、透明性のある政府の構築、リアルタイムの自然災害追跡システムの構築、世界都市データの収集、教育カテゴリとして、科学・工学教育の強化、アフリカの子どもたちへの質の高い教育の提供、機会カテゴリとして、社会起業家支援の強化、誰もが利用できる財務ツールの構築、健康カテゴリとして健康監視・データ分析、環境カテゴリとして、持続性のある社会に向けた税制、エネルギーカテゴリとして、公共輸送機関のイノベーション促進、シェルターカテゴリとして、地雷撤去戦略プログラムの構築、その他カテゴリとして、リアルタイムのユーザー生成ニュースサービスの構築、などが挙がっている。

米Google
http://www.google.com/

「Project 10^100」プロジェクトWebサイト
http://www.project10tothe100.com/