米Google、10周年を記念し人類の役に立つアイディアを公募

 米Googleは9月24日(米国時間)、人類の役に立つアイディアに投資する「Project 10^100(10 to the 100th)」を発表した。創業10周年を記念したプロジェクトで、最大5つのアイディアに対し、実現するための資金として1000万ドルを出資する。専用Webサイトを設け、アイディアを募っている。

 Google創業10周年を記念したもの。出来るだけ多くの人々の生活を改善するアイディアを幅広く募集し、Googleが実現を支援する。

 寄せられたアイディアの中から、まずはGoogleが100に絞り、ユーザーがこの中から20を選出する。選ばれた20のアイディアから選考パネルが最終的に最大5つを選ぶ。Googleは選ばれたアイディアを実現するために、合計1000万ドルを出資する。すでにプロジェクトのWebサイトで募集を開始しており、コミュニティ、チャンス、エネルギー、環境、健康、教育、住宅、その他の7つのカテゴリに分類している。

 アイディアは規模の大小を問わず、技術に限定しないが、「インパクトが必要」という。公募は10月20日まで受け付ける。

 Googleは、「Google News」「Google Chrome」などの自社サービスがスタッフのアイディアから始まったことを紹介し、10周年を祝福するのに「人に役に立つことを支援する以外にいい方法があるだろうか?」と記している。

米Google
http://www.google.com

Project 10^100
http://www.project10tothe100.com