Red Hatクローンの「CentOS 4.8」がリリース

 Linuxディストリビューション「CentOS」を開発するCentOS開発チームは8月21日、「CentOS 4.8」を公開した。i386とx86_64向けで、4系の開発ライフサイクルフェイズの最後のポイントリリースとなる。

 CentOSは米Red HatのLinuxディストリビューションをベースとした無償ディストリビューションで、CentOS 4.8は「Red Hat Enterprise Linux 4.8」を土台とする。Cent OS 4系では8回目のアップデートとなる。

 大きな変更点として、「OpenOffice.org 2.0」の技術プレビュー版がアップデートディレクトリに加わった。単一、あるいは「OpenOffice.org 1.1.5」と共にインストールが可能という。アプリケーションではこのほか、Webブラウザが「Firefox 3.0」系にアップグレードされている。

 CentOSでは、4.8を4系の開発ライフサイクルフェイズの最後のポイントリリースとしている。今後、メンテナンスライフサイクルフェイズの初めにCentOS 4.9がリリースされる予定だが、開発チームは、新しいハードウェア対応を望むユーザーに対し、フルサポートフェイズにある5系へのアップグレードを推奨している。

CentOS
http://www.centos.org/

「CentOS 4.8」ISOイメージ
http://isoredirect.centos.org/centos/4.8/isos