CentOS、音信不通のプロジェクト管理者と和解を報告

 「Red Hat Enterprise Linux」ベースのLinuxディストリビューション「CentOS」を開発する開発チームは8月1日、音信不通となっていたプロジェクトのメイン管理者、Lance Davis氏と会議を持ち、多くの問題を解決したと報告した。CentOSユーザーには影響ないとしている。

 CentOS開発チームは7月30日付けで、Davis氏への公開書簡を送っていた。開発チームの連名となっている書簡によると、プロジェクト管理者のDavis氏は7月中旬から音信不通となっており、プロジェクトの活動を存続させるよう対話を求めていた。Davis氏はCentOS(CentOs.org)のドメインの唯一の管理者であり、IRCチャンネルの管理者権限なども持っているという。

 開発チームは8月1日、Davis氏出席の下でミーティングを開いたこと、多くの重要な問題が解決し、解決していない問題については解決期限を設定したと報告している。ここでの決定を受け、今後は開発チームがCentOS ProjectとしてCentOS.orgとCentOS.infoのドメインを管理するほか、商標、ディストリビューションの素材やアートワークを所有することになったという。

CentOS.org
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