Mozilla Labs、メジャーアップデート「Ubiquity 0.5」を公開
Mozilla Labsは7月8日、Webブラウザからマッシュアップを作成するFirefoxアドオン「Ubiquity 0.5」をリリースした。インプットパーサーを一から書き直すことで、多言語対応、自然言語対応を強化した。
Mozillaがメジャーバージョンアップと位置づけている最新版では、多言語対応を目的に最初から書き直したインプットパーザー「Parser 2」が最大の特徴となる。これにより、バージョン0.5では日本語、デンマーク語など4言語に対応、今後も他の言語への対応を進めるという。
Parser 2はスペースにも対応、これまで「add-to-calendar 3pm lunch with Mitcho」などとハイフンを多用する必要があったが、「add 3pm lunch with Mitcho to calendar」のように、より自然なシンタックスを利用できるという。Mozillaによると、新パーサー搭載により、これまでカスタム作成したコマンドをアップデートする必要があるという。コマンド名の標準化も進めており、Ubiquityを容易に学習できるようになるとしている。
ユーザーが入力した語句に対し、Web上にあるサービスに照会してコマンド候補を表示する「スマートサジェスチョン」も実験的に導入されている。チュートリアルでも、インタラクティブ機能が追加されている。
Ubiquity 0.5は「Firefox 3.5」に対応、自動アップデート機能はないので、既存ユーザーもMozilla Labsよりダウンロードする必要がある。
Mozilla Labs
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