Mozilla、国際化を進めた次期版「Ubiquity」プレビューをリリース

 Mozilla Labsは6月23日(米国時間)、Weブラウザからマッシュアップを作成するアドオン「Ubiquity 0.5」プレビュー版をリリースした。ローカライズが特徴となり、インプットパーサーで日本語もサポートされた。

 Ubiquityは、自然言語を利用した「Firefox」向けのインブラウザ・コマンドラインで、2008年8月に初のプロトタイプを公開したMozilla Labsの実験プロジェクト。バージョン0.5は、初のメジャーバージョンアップとなる。

 最新版では、最新の自然言語インプットパーサー「Parser 2」を搭載した。これまでのパーサーは英語を推測していたが、多言語対応を目的に最初から書き直した。ただし、実験的搭載となり、一部コマンドラインは使えないという。国際化は、バンドルするコマンドでも強化されており、ローンチ時にデンマーク語、英語、日本語の3種類のローカライズが加わる予定だ。

 Parser 2はスペースを含むコマンド名に対応し、これまでコマンド名で多用されていたハイフンが省略された。また、コマンド名の標準化も進めた。

 Ubiquityの利用や参加を促すため、チュートリアルも強化した。容易にナビゲーションでき、インタラクティブ性のあるチュートリアルを提供する。

 Ubiquity 0.5プレビュー版は、Firefox 3.0と3.5に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com/

「Ubiquity」プロジェクトページ
http://ubiquity.mozilla.com/