OSS活用したレゾナント・ソリューションズの人材育成プラン、大分県の雇用事業に採用

 レゾナント・ソリューションズ(本社:大分市)は2009年5月11日、オープンソースソフトを活用した同社の人材育成プランが、大分県の委託事業「雇用再生技術人材創出事業」に採用されたと発表した。メタバース(三次元インターネット仮想空間)を利用したeラーニングで、ICT人材の育成を目指す。

 採用されたのは、同社が提案した「メタバース、eラーニングを活用したオープンソースアプリケーションの構築及びユーザインターフェース、ユーザビリティデザイン技術の習得」。

 リアルのセミナーのほか、米Linden Labのメタバース「Second Life」、これをベースにしたオープンソースの仮想空間ソフト「OpenSim」を利用。専門講師による実技カリキュラムや、自宅で復習可能なeラーニングカリキュラムを用意して、遠隔地教育による、短機関での技術者育成を目指す。

 育成するICT人材は、SNSやCMS、仮想空間サービスなどOSSアプリを使ったWebサービス構築、ユーザビリティデザイン、ユーザーインタフェース設計などの技術者。現在、受講者の選考を進めており、決定次第研修を開始する。期間は2010年3月31日まで。

 同県の「雇用再生技術人材創出事業」は、新規雇用を伴う実践的な人材育成プログラムの開発を県内企業に委託。開発されたプログラムを活用して、技術人材の育成や、雇用のミスマッチ解消を図る。同社のほか、製造業分野など複数の企業のプログラムが採用されている。

 レゾナント・ソリューションズは、三次元仮想空間構築ソフトを使って教育機関や自治体向けに仮想空間サービスの提供を展開している。

レゾナント・ソリューションズ
http://www.resonant-sol.jp/

大分県
http://www.pref.oita.jp/