14カ月の開発工期を経て「PostgreSQL 8.4」ベータ1がリリース
PostgreSQL Global Development Groupは4月15日、オープンソースのオブジェクトリレーショナルデータベース管理システムの最新版「PostgreSQL 8.4」のベータ1をリリースした。性能改善やセキュリティを中心に多数の新機能が加わり、バグも修正されている。
性能では、マルチスレッド・マルチコアCPUに対応する「Parallel Restore」、EXISTSおよびNOT EXISTSクエリへのパフォーマンス強化、ハッシュインデックス改善などが特徴となる。また、運用管理機能として、「Free Space Map」の自動チューニング、「Visibility Map」でのVacuumオーバーヘッドの緩和なども追加されている。
最新版ではこのほか、ウィンドウ関数、関数定義における可変長引数とデフォルト引数、データベース毎のロケール設定、ユーザー認証でのSSLサポートなどが導入されている。
PostgreSQLのWebサイトより、ソースコードやバイナリパッケージをダウンロードできる。
PostgreSQL
http://www.postgresql.org