米Red Hatの2009年4Q決算は18%の増収、通年では25%増を記録

 米Red Hatは2009年3月25日(米国時間)、2009年会計年度第4四半期(2008年12月-2009年2月期)決算を発表した。売上高は前年同期比18%増の1億6620万ドル、純利益は同27.3%減の1600万ドルの増収減益だった。

 第4四半期の売上のうち、サブスクリプション収入は約84%にあたる1億3940万ドルで、前年同期比14%増と好調。非GAAPベース(株式報酬および償却の支出に関する調整後)の営業利益は3980万ドル、営業利益率は23.9%となる。

 同時に発表した通期決算は売上高が前年度比25%増の6億5260万ドル、純利益は同2.6%増の7870万ドル。非GAPPベースの調整済み純利益は同7.7%増の1億7810万ドルだった。年度末の現金、現金預金、投資の総額は8億4600万ドルで、基本的に負債はなく、通期で5億7000万ドルの転換社債を償還したという。

 チャーリー・ピータース執行副社長兼CFOは「第4四半期も非GAAPベースの営業利益と1株あたり利益で基準を上回る業績を達成できた。堅調な財務状況を今後もさらに向上させてゆく。厳しい経済状況にもかかわらず、2009年度も全般に堅調な1年だった」とコメントしている。

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