米Red Hat、9-11月は大幅増収増益、総収益は22%増

 米Red Hatは2008年12月22日(米国時間)、2008年9-11月期(2009年度第3四半期)の決算を発表した。総収益は前年同期比22%増の1億6530万ドル、純利益は同20%増の2430万ドルの大幅増収増益。世界経済の急減速のなか、事業の中心であるサブスクリプション収益が同17%増の1億3550万ドルに達した。

 営業利益はGAAPベースで2100万ドル(営業利益率は12.7%)。株式報酬費用や償却費用などを除いた非GAAPベースでは3840万ドル(同23.2%)。前四半期からの為替の変動のため収益が690万ドル減、経費が480万ドル減となり、営業利益は210万ドルの減だった。営業キャッシュフロー総額は前年同期から50万ドル減の5910万ドル。

 Jim Whitehurst社長兼CEOは「IT関連の購買に関するCIOの意思決定は大きく変化し、オープンソース、すなわちRed Hatのソリューションを採用してコスト削減と競争力の強化を図っている」とコメント。同社は、焦点を絞ったコスト管理と為替のナチュラルヘッジによって、同四半期に予想を上回る営業利益率を達成できたとしている。

レッドハット
http://www.redhat.co.jp/