IPA、フォント開発ツールの機能拡張を構築する企業を公募

 情報処理推進機構(IPA)は2009年3月24日、オープンソースソフトの評価環境「OSSオープン・ラボ」に追加搭載するIPAフォント開発ツールの機能拡張を構築する企業の公募を開始した。従来のフォント開発ツールのWebアプリケーション化やフォントデータ格納データベース構築などに関する提案書を募集する。提出期限は5月13日午後5時まで。

 機能要件は(1)IPAフォントをグリフ(字形)単位で管理するIPAフォントグリフ・データベースの構築(2)データベースにアクセスしてグリフと関連ソースファイルを検索、取得、登録、管理できるデータベースクライアント(Webアプリ)の開発(3)既存のIPAフォント開発ツール「OTF Manager」へのデータベース入出力の機能拡張(4)IPAフォントデータのデータベース移行作業――の4点。動作環境の条件はOSSオープン・ラボの仮想環境で、インターネット経由で遠隔地から作業できること。

 開発期間は2009年1月29日までの予定で電子申請で受け付ける。予算額は上限3000万円(税込み)。応募資格は法人格を持つ事業体で、作業要員に情報処理技術者試験の「テクニカルエンジニア試験(ネットワーク/データベース/システム管理)」「ソフトウェア開発技術者試験」合格者と同等の能力が求められる。提案書の書類審査、ヒアリング、財務審査で決定し、6月上旬をめどに結果を通知する予定。

「IPAフォント開発ツールの機能拡張」公募情報
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2008/font/koubo2.html

IPA
http://www.ipa.go.jp/