日本IBM、「Jazz」準拠の「Rational」ソフトウェア開発ツール
日本IBMは2009年2月23日、同社の次世代ソフト開発技術基盤「Jazz」に準拠したソフトウェア開発ツール「Rational Team Concert V.1.0.1.1」と「Rational Requirements Composer V1.0」を発表した。3月1日から販売する。また、テスト状況を管理する「Rational Quality Manager V1.0」も3月11日に発売する。
「Rational Team Concert V.1.0.1.1」は、作業管理、構成管理、ビルド管理を統合したコラボレーションソフトウェア。プロジェクトの進捗やメンバーの状況などを自動収集して、ダッシュボードにリアルタイム表示。生産性を高め、地理的に離れたチームでの作業も効率化する。Eclipseや.Netなど各種の開発環境に対応。サーバ環境もWindows、IBM System i、IBM System zなど幅広く対応した。サーバライセンス価格(税別、3ユーザーライセンス付き)は「Standard」が715万円、「Express」が85万8000円。
「Rational Requirement Composer V1.0」は、開発初期段階で行う要求定義作業を効率化するソフトウェア。まだ明確化されてないアイデアや顧客システム環境の要求などを、具体的要件に落とし込む前に文書や視覚的なイメージで管理・定義する。サーバライセンス価格(同)は500万5000円。
「Rational Quality Manager V1.0」は、開発中のアプリケーションのテスト状況を一元管理するソフトウェア。テスト結果を常に確認して主要関係者が解決に向けた優先順位を決定できる。サーバライセンス価格(同)は「Standard」が286万円、「Express」が100万1000円。
Jazzプロジェクト
http://www.ibm.com/jp/software/jazz/
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/