グリッド向けインタフェース「g-Eclipse 1.0」リリース

 コンピュータグリッド向けフレームワークを開発するg-Eclipse Consortiumは1月21日、「g-Eclipse 1.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトでダウンロードできる。同プロジェクトは欧州連合(EU)イニシアティブとしてスタートしたが、今後はEclipse Foundationに移籍し、他の欧州プロジェクト内で開発を進めていく。

 g-Eclipseは「Eclipse」をベースとしたグリッド向けインタフェース。統一された形でコンピュータグリッドやおよびクラウドコンピューティングにアクセスするためのフレームワークとなる。グリッドジョブの実装、グリッドの管理、グリッドアプリケーション開発などの機能を持つ。

 1.0は、グリッドミドルウェアとしてgLiteとGRIAをサポート、米Amazonの「Elastic Compute Cloud(EC2)」と「Simple Storage Service(S3)」に接続するためのプラグインを持つ。ライセンスは、Eclipse Public Licenseを採用、プラットフォームは、Windows(32ビット)、Linux(32ビット/64ビット)、Mac OS Xをサポートした。

 同プロジェクトはこれまで、EUプロジェクトとして進められたが、今後はEclipseに移籍し、Eclipseの支援の下で開発が進められる。

g-Eclipse
http://www.geclipse.eu

Eclipse Foundation内のg-Eclipseプロジェクトページ
http://www.eclipse.org/geclipse