OSSテクノロジ、独自修正したSamba製品版を販売
オープンソース・ソリューション・テクノロジ(OSSテクノロジ、本社:東京都品川区)は2009年1月13日、オープンソースのWindowsネットワーク用ファイルサーバソフトの最新版に独自の修正を加え、サポート付きの有償製品とした「Samba 3.2.7 for Linux , Solaris , AIX」の販売を開始した。価格は1ノードあたり10万円から。サポートが1システム年間24万円から。出荷開始は2月。
1月5日にリリースされた最新版「Samba 3.2.7」がベース。Windows Server 2008のActive Directoryドメインへの参加、およびSambaドメインへのWindows Server 2008メンバー参加が可能。
Linux(Red Hat Enterprise Linux/CentOS)、サン・マイクロシステムズのSolaris 10(Sparc版、x86版)、IBMのAIX6(POWER6版)に対応。Solaris版では128bitファイルシステム「ZFS」(ゼタ・ファイル・システム)が利用でき、ZFSのディレクトリ単位のクォータに対応。Sun Studioコンパイラでビルドしたことで高速に動作するという。
独自に修正した部分は、Solaris 10や古いLinuxカーネル(2.6.10以前)でのファイル更新通知の正常動作のほか、Windows Vistaで新たにサポートされたJIS X 0213への対応、UNIX側エンコーディングとしてUTF-8-Mac (Decomposed UTF-8) への対応など。また、日本語マニュアルを付けた。独自修正部分は今後、コミュニティに還元していくという。
製品情報
http://www.osstech.co.jp/product/samba32
オープンソース・ソリューション・テクノロジ
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