「Firefox 3.1」、履歴を残さないプライベートモードを追加

 Webブラウザ「Firefox」の開発者が11月4日、現在開発中の次期版「Firefox 3.1」で「Private Browsing」機能が加わることを発表した。同機能を利用すると、ユーザーはWebサイトの訪問履歴を残すことなくFirefoxを利用できる。

 Private Browsingは、FirefoxがユーザーのWebサイト訪問履歴を記録しないようにするモード。Firefoxの開発者、Ehsan Akhgari氏が自身のブログにて公開した。Firefoxのツールメニューから「Private Browsing」を選択して、同機能をオンにできる。

 Akhgari氏はブログ記事で、この機能はFirefoxが履歴を保存しないプライバシーモードを提供するものであって、ISPやWebサイト側に自分の情報を知らせず匿名でブラウズできる機能ではないと注意を促している。

 Private Browsingは現在、Firefox 3.1のプレリリース版で提供されており、まもなく公開されるFirefox 3.1のベーダ2以降に搭載される予定だ。

Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org

Ehsan Akhgari氏のブログエントリ
http://ehsanakhgari.org/blog/2008-11-04/dont-leave-trace-private-browsing-firefox