セキュリティ問題に対応した「NetBSD 4.0.1」リリース

 BSD系のOS「NetBSD」を開発するNetBSD Projectは10月14日(米国時間)、最新版となる「NetBSD 4.0.1」を発表した。セキュリティ修正を加えたセキュリティアップデートを目的としたもので、新しい機能は加わっていない。

 NetBSDは、17種類のCPU、17種類のアーキテクチャに対応し、54種のシステムアーキテクチャ上で動作する移植性の高いOSで、バージョン4.0は2007年12月に発表された。GCCコンパイラを採用、仮想化ハイパーバイザー「Xen」のサポート、Bluetooth、SATAドライバのサポートなどが特徴となる。

 最新版では、bzip2、OpenSSH、OpenSSL、strfmon、BINDキャッシュ、PPPoE、ICMPv6 MLDクエリ、racoonのDDoS攻撃問題、IPv6 Neighbor Discovery Protocolのルーティングなどの問題が修正された。複数のバッファオーバーフローに関する脆弱性も修正され、ネットワーク側では、root.cacheのアップデート、IPパケットフォワーディングコード、TCP SACKのバグなどが修正された。これらのセキュリティ修正により、安全性が強化したという。

NetBSD Project
http://www.netbsd.org