最新Webブラウザに向けたWebサイト開発テクニック

 2008年になり、FirefoxやInternet Explorer、Operaといった主要Webブラウザが相次いでメジャーバージョンアップを行っている。また、SafariやGoogle Chromeといった新しいWebブラウザも登場した。ユーザーにとっては選択肢が増えて喜ばしいところだが、Web開発者にとっては検証すべき対象が増えることになり、頭を抱えたくなる人も多いのではないだろうか。

 しかし、新しいWebブラウザではCSSやHTMLといったWeb標準規格への対応が進んでおり、またWeb開発を支援する機能やツール、プラグインなども登場してきている。そこで本特集では、それぞれの最新Webブラウザが対応しているWeb標準規格を比較したり、異なるWebブラウザでも同様の見栄えを確保するためのテクニックの紹介、Web開発に役立つ機能やツールの解説などを行う。また、最近注目されているiPhoneに向けたWebサイトの最適化についても紹介する。

第1回 最新Webブラウザ、Web標準への対応度は? 2008年10月10日
 2008年になり、主要なWebブラウザのバージョンアップが相次いで行われている。これらのバージョンアップでは、Webブラウザ自体の機能強化が行われているほか、レンダリングエンジンについても積極的に改良が行われ、新たな機能が取り込まれている。そこで本記事では、最新Webブラウザが搭載しているレンダリングエンジンについて、それぞれが備えている機能やWeb標準規格への対応状況について比較していく。 [記事全文]

第2回 iPhone対応Webサイト構築入門(前編) 2008年10月31日公開
 iPhoneにはWebブラウザとしてMac OS X/Windows用のSafari(以下、PC版Safari)のサブセット版が搭載されている。iPhoneのSafariでは一般的なWebサイトのほとんどが閲覧可能だが、Appleが提供している「iPhone向けのWebサイトデザイン」に従ったデザインを施すことで、iPhoneで閲覧した際により操作しやすいWebサイトを構築できる。本記事では、このようなiPhone向けのWebサイトを作成するテクニックを紹介する。 [記事全文]

第3回 iPhone対応Webサイト構築入門(後編) 2008年10月31日公開
 iPhoneに搭載されているWebブラウザ「Safari」は、WindowsやMac OS X向けのWebブラウザとほぼ同等の機能を備えている。そのため、PC向けに制作されたWebページはiPhoneでもPCで閲覧する場合とほぼ同じレイアウト・挙動で表示できる。しかし、iPhoneはPCに比べて画面サイズが小さいため、iPhone版Safariに向けた専用のレイアウト・機能を用意しておくと、iPhoneから利用した場合のユーザビリティが大幅に向上する。本記事後編では、このような「iPhone専用ページ」の作成例を紹介する。 [記事全文]