「Exchange」対抗のZarafa、グループウェアをオープンソースに

 オープンソースのグループウェアベンダーZarafa(オランダ)は9月18日(オランダ時間)、Linuxグループウェア製品「Zarafa 6.20 Beta 3」のソースコードをAffero GPLv3の下で公開することを発表した。米Microsoftの「Exchange」に対抗する。

 Zarafaは、MySQL、PHP、Apache、gSOAPなどのオープンソースコンポーネントを含むLinuxグループウェア。独自開発のプラットフォーム技術でオープンソースソフトウェアを結びつけ、MAPIとの100%の互換性があるグループウェアとして提供している。

 同グループウェアは、「Zarafa Server」「Zarafa IMAP/POP3/iCal Gateway」「Zarafa Administration Console」「Zarafa WebAccess」、それに最新機能となるアプリケーション統合用のWebサービスAPI「Z-Merge」などで構成され、これを「Community Edition」として、オープンソース化する。

 ActiveSyncとの互換性がある唯一のオープンソースグループウェアで、「Windows Mobile」「Nokia Mail for Exchange」「iPhone」などのモバイル端末とリモートでの同期が可能という。

 Zarafaは今後、商用版とオープンソース版のデュアルライセンスモデルをとる。

オランダZarafa
http://www.zarafaserver.de

「Zarafa 6.20 Beta 3」ダウンロード
http://www.zarafaserver.de/download-community