サン、PC仮想化ソフト「VirtualBox」の法人向けサブスクリプション販売開始

 サン・マイクロシステムズ(本社:東京都世田谷区)は2008年10月9日、オープンソースのPC仮想化ソフト「Sun xVM VirtualBox 2.0」の法人向けサブスクリプション販売を開始した。販売は100ユーザー分からで、1ユーザーあたりの価格は年間4,176円から(24時間サポート付き)。

 インテルx86アーキテクチャ上で動作し、Mac OS X、Linux、Windows、Solaris、OpenSolarisなど主要OSをホストとして、30種以上のゲストOSを実行できる。最新版の2.0では、ホストOSとして64ビット版のWindows VistaやRed Hat Enterprise Linuxをサポート。Mac版のインタフェースを一新して、Mac OS XとSolaris版のネットワーク機能を改善した。

 法人向けサブスクリプション販売では、購入企業に非オープンソース部分を含むバイナリの使用権とサービスを提供。顧客は任意のソフトウェア運用ツールを使ってVirtualBoxを運用できる。個人目的、教育目的、評価目的の場合は無償で利用できる。

 オープンソース版のソースコードはGPLv2で公開。また、非オープンソース部分を含む全てのソースコードへのアクセス権を提供し、独自の付加機能を追加したVirtualBoxコンポーネントの再配布や派生物の開発が可能なOEMライセンスも用意している。

Sun xVM VirtualBox 2.0
http://jp.sun.com/virtualbox/

サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/