OTP 2008年6月のトップ10
1位:『Wineを開けるときがついにやって来た』
2008年06月16日
LinuxやUnix上でWindowsプログラムを実行するための超人気ソフトウェアWineの1.0リリースが、15年の開発を経て目前に迫っている。
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2位:『称賛に値する完成度のopenSUSE 11.0』
2008年06月24日
openSUSE 11.0は、2008年中のリリースが待ち望まれていたLinuxディストリビューションの1つである。昨日(6/19)公開された同リリースには若干のバグが残されていたものの、総合的な完成度としては待たされただけの価値はあったと評していいはずだ。特にopenSUSE用にセットアップされたKDE 4の存在はそれ単独でダウンロードする価値を生じさせているくらいであり、またソフトウェアマネージャに施された改善は同ディストリビューションのカスタマイズ作業を非常に軽快なものとしている。
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3位:『Firefox 3に比肩するブラウザー Opera 9.5』
2008年06月29日
オープンソースのFirefoxとプロプライエタリーのOperaは最大級の人気を持つLinux向けブラウザーだ。その最新版が、今月、相次いで登場した。Firefox 3は世界記録に挑戦しようという喧騒の中でのダウンロード開始だったが、その1週間前に提供を開始したOpera 9.5は従来と変わらなかった。しかし、Opera 9.5もFirefox 3に劣らず革新的で、セキュリティー関連の強化から多言語テキストのレンダリング改善に至るまでFirefoxと互角の機能を備えている。
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4位:『豊富な機能を軽量にまとめたPuppy Linux 4.00』
2008年06月12日
Barry Kauler氏率いる開発チームから先日リリースされた Puppy Linux 4.00 は、軽量ながらも機能豊富なLinuxオペレーティングシステムに仕上げられている。従来のPuppy 3.01はバイナリパッケージをベースとしていたが、Puppy 4.00では軽量化と多機能化を進める関係上、Slackware 12ベースのソースコードからコンパイルするよう改められており、その結果現行のPuppyはISOファイルでわずか87.1MBというサイズに収まりつつも、平均的なユーザのニーズを満たすのに充分以上
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5位:『無駄のなくなったFirefox 3でWebブラウジングは安全で生産性の高いものに』
2008年06月25日
先週の月曜日にFirefox 3がリリースされた。それと同時に、デスクトップユーザーも開発者もレビュアもダウンロードマネージャを使ってFirefoxのWebサイトに殺到し、Mozillaが世界記録を達成するのに一役買った。世界記録はともかくとして、Firefoxの最新リリースはワールドクラスのWebブラウザだ。見栄えがよくて、テキストや画像のレンダリングは前のバージョンより改良され、安全なブラウジングができる。ただ、ほんのわずかにページの表示が速くなったものの、メモリの使用量は相変わらず雪男のイエティのように大
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6位:『Pythonを用いたCGIスクリプティング入門』
2008年06月06日
Web開発者にCommon Gateway Interface(CGI)スクリプティングについての質問をすると、おそらく返ってくる大多数の回答は「Perlを使っています」というものだろう。このようにかなり以前からCGIスクリプティングの世界を席巻している言語がPerlであるのは確かだが、それ以外の選択肢がない訳でもなく、むしろ Perlより優れているはずのツールもいくつか存在しているのである。よって本稿では1つのチュートリアルとして、高速かつ多機能でマルチプラットフォームに対応したPythonを用いたCGIスク
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7位:『Geditプラグインあれこれ』
2008年06月26日
ディストリビューションをあれこれ渡り歩いていると、GNOMEのテキストエディタGeditがどのシステムでも同じとはかぎらないことに気づく。たとえば、DebianのGeditは比較的単純なテキストエディタだが、Ubuntuに行くと、 Debianユーザにとっては「目から鱗」ものの多機能エディタに変身する。この違いは、個々のディストリビューションがデフォルトでGeditに詰め込み、有効化しているプラグインの数々に由来する。プラグイン1つ1つによる変更はわずかでも、それを10個以上も取り入れると、コードを書くにせよプ
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8位:『無秩序なバージョン番号』
2008年06月12日
フリーソフトウェア・アプリケーションやディストリビューションをいくつか試用してみて気づくのは、バージョン番号にほとんど意味がないことだ。昨今のバージョン番号を見ても、そのアプリケーションがどの開発段階にあるのか見えてこない。わかるのは、せいぜい、ビルドの前後関係ぐらいで、バージョン番号はビルドを区別するための単なるラベルに成り下がっている。バージョン番号が適切であれば、そのビルドの進捗状態がわかるはずなのに、これは何ともひどい状況だ。
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9位:『完璧とは言い切れないLinux Mintの新リリース』
2008年06月23日
Linux MintはUbuntu 8.04 LTS派生のディストリビューションで、コミュニティによって高度にカスタマイズされている。プロジェクトによるとLinux Mintの目的は「エレガントで快適な最新のGNU/Linuxデスクトップディストリビューションの作成」だという。今月リリースされた最新版Linux Mint 5.0 “Elyssa”は、Ubuntuの安定性と機能のほとんどを継承しながらも独自の機能と調整を加えることで一線を画したものとなっている。このように素晴らしいデスクトップのMintだが、いく
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10位:『Slackware 12.1:入手する価値あるアップグレード』
2008年06月05日
先の5月2日、Pat Volkerding氏を始めとするSlackware開発チームはSlackware Linuxの最新版となるバージョン12.1をリリースした。今回のリリースは、バージョン番号的にはゼロコンマ以下のマイナーバージョンアップという位置付けにされてはいるものの、その新機能一覧を見る限り、他のディストリビューションであればメジャーバージョンアップとされていても不思議のない充実した内容となっている。
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