日本IBM、インメモリDB管理ソフト「IBM solidDB V.6.1」出荷開始

　日本IBMは2008年6月24日、メインメモリ内にデータを格納して高速処理を実現するインメモリ・データベース管理ソフト「IBM solidDB V.6.1」の出荷を開始した。2007年に買収した米Solid Information Technologyの統合後初の製品で、IBMとして初のインメモリ・データベースとなる。使用料金は341万1450円から。

　HDDにデータを格納する一般的なデータベース管理ソフトと比べて約10倍に高速化した。バックアップサーバで完全二重化すれば、障害時も約1秒でバックアップに切り替えできるという。通信業界や金融サービス、インターネット上でのチケット予約、電子商取引、SaaSなど高速処理を安全に行う必要がある分野に向いている。

　同時に、DB2やInformix Dynamic Server（IDS）との連携が可能なキャッシュ製品「IBM solidDB Cache for DB2」「IBM solidDB Cache for IDS」を出荷開始した。インメモリ・データベースのみでは不可能だった大量データ処理が可能になる。使用料金は各367万5000円から。【鴨沢　浅葱／Infostand】

日本IBM
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