五橋研究所がLinux事業に再参入、Ubuntuのプロフェッショナルサポートを開始
五橋研究所(本社:東京都千代田区)は2008年6月9日、Debian GNU/LinuxベースのLinuxディストリビューション「Ubuntu」のプロフェッショナルサポートを6月下旬から開始すると発表した。SaaSやASPの拡大を受け、主に企業向けデスクトップ用途を想定したサポートサービスを提供する。
プロフェッショナルサポートでは、電子メール対応のサポートデスクや、Ubuntu活用のためのポータルサイトを設置。企業内へのUbuntu大量導入の支援、専用のUbuntu向け各種アプリケーションやWebアプリケーションの開発などを行う。また、要望に応じてUbuntuサーバのサポートやUbuntuの組み込み機器への移植も手掛けるという。
料金は、半年間コースが23万円(インシデント12件)、1年間コースが38万円(同24件)。追加インシデントプランは、月間2件で3万円など。ポータルの開設は無償。
同社は1993年に日本初の商用ディストリビューションとなる「日本語Linux+JE」を販売したLinux企業の草分け。専門誌「Linux Japan」の発行や、Red Hat Linux日本語版の販売などを手掛けていたが、その後Linux事業子会社レーザーファイブ(現ターボソリューションズ)をターボリナックスに売却していた。今回のUbuntuプロフェッショナルサポートはLinux事業への再参入となる。【鴨沢 浅葱/Infostand】