米Oracle、「Agile PLM」の最新版を発表

 米Oracleは4月15日(米国時間)、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアの最新版「Oracle Agile Product Lifecycle Management(PLM) 9.2.2.4」および「Oracle Agile PLM for Process 5.2」を発表した。メカトロニクスをサポート、製造業者は設計情報を管理しやすくなり、生産性を改善できるという。

 Oracleが2007年に買収した米AgileのPLMソフトウェアとなる。Agile PLM 9.2.2.4は「Agile PLM 9」、Agile PLM for Process 5.2は「Prodika」と呼ばれてきたもので、Oracleのアプリケーション投資保護プログラム「Application Unlimited」を進めるものとなる。

 最新版では、メカトロニクスをサポート、メカトロニクスCAD、エレクトロニクスCAD、ソフトウェアを設計システムにシームレスに統合可能となった。製造業者は、さまざまなタイプのコンポーネントで設計情報を管理できるという。チーム内・外とのコラボレーション機能を強化することで、設計情報の可視化と管理を改善した。

 Oracle製品との統合も強化した。「Oracle Fusion Middleware」を利用して、「Oracle Business Intelligence Publisher」および「Oracle Data Integrator」のレポート機能を利用できる。また、Oracleのエンタープライズ統合「Application Integration Architecture」を土台に、PLMプロセスを「Oracle E-Business Suite」「Oracle JD Edwards」さらにSAPの業務アプリケーションと統合可能となった。

 Agile PLM 9.2.2.4は同日提供を開始、Agile PLM for Process 5.2は今年5月に提供を開始する。

米Oracle
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