米IBM、SOAの活用でPLMを拡張し意思決定を支援するフレームワーク

 米IBM(サミュエル・J・パルミサーノ会長)は12月14日(現地時間)、PDIF(Product Development Integration Framework)の計画を発表した。PDIFは製品の設計と開発をコア・ビジネス・プロセスとより緊密に連携させることで、PLM(Product Lifecycle Management=製品ライフサイクル管理)や開発を、経営層の意思決定を支援する戦略的ビジネス・プロセスへと高めることができる。

 PDIFはSOA(Service Oriented Architecture=サービス指向アーキテクチャ)を基盤としており、ビジネス施策の改善に取り組むことが可能。柔軟で再利用可能な製品開発プロセスの形成、実行を支援する。また、すべての企業アプリケーションが同調して動作できるIT基盤を提供し、企業全体に一貫した方法で結果を表示しながら、プロセスと情報の共有と再利用を可能にする。

 同社は、PLMアプリケーションおよびインテグレーション・ソリューションの主要プロバイダー8社からPDIFへの支持を得た。また、複数ベンダーのアプリケーションの相互運用性に重点を置いた、今回の新しいオープン・スタンダード・ベースのフレームワーク・プラットフォームを軸とするソリューションの構築でも同意を得ている。オープンな新しいフレームワークとビジネス・パートナーのPLMアプリケーションが一体となることで、ユーザーはバリュー・チェーン全体にわたる設計とビジネス・コラボレーションの拡張が容易になる。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/

提供:BCN