Mozilla、性能を強化した「Firefox 3」ベータ5をリリース

 Mozilla Foundationは4月2日(米国時間)、次期Webブラウザの最新ベータ「Firefox 3」ベータ5をリリースした。安定性とWeb互換性を改善、性能を強化した。Windows(Windows 2000/XP/Vista、Windows Server 2003)、Mac OS X、Linuxの各種OSをサポート、45言語に対応した。同社Webサイトより無償でダウンロードができる。

 Firefox 3はWebレンダリングエンジン「Gecko 1.9」をベースとしたオープンソースのWebブラウザ。ベータ5では750以上の変更を行い、性能、安全性、使い勝手、パーソナライズ、開発者向け機能などを強化した。

 性能ではJavaScriptエンジンを改善、Firefox 2と比べると「Google Mail」などのWebアプリケーションの実行速度は2倍以上になったという。JavaScriptベンチマークの「SunSpider」も過去最高となるなど、性能改善が確認された。Mozillaでは、Firefox史上最速としている。このほかにも、メモリ利用と信頼性も改良した。

 Windows、Mac、Linuxとの統合性も強化、アイコンなど各OSのネイティブUIに見えるよう近づけた。ロケーションバーオートコンプリート、ブックマークバックアップ・復旧、フルページズームなどの機能を、ユーザーのフィードバックに基づき改善した。

Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org

「Firefox 3」ベータ5ダウンロード
http://developer.mozilla.org/devnews/index.php/2008/04/02/firefox-3-beta-5-now-available-for-download/