東芝、120GBのSSD搭載モバイルノートPC、ワイヤレスWAN機能付きモデルも

 東芝は3月17日、モバイルノートPC「dynabook SS RX」シリーズで、128GBフラッシュメモリやKDDI CDMA 1X WIN対応ワイヤレスWANを搭載した新モデルを3月25日から順次発売すると発表した。ラインアップは個人向けの店頭販売モデル3機種とウェブ販売モデル4機種。

 SSD搭載モデルは、これまで容量64GBまでしか用意されていなかったが、新モデルは世界で初めて128GBのSSDを搭載。HDDと比較してOSやアプリケーションの起動速度を高めたほか耐衝撃性も強化した。

 また、KDDIと協業し、KDDI CDMA 1X WIN対応のワイヤレスWAN機能搭載モデルも用意。データ通信定額プラン「WIN通信機能搭載PC定額」に申し込めば、月額5985円でネットワークの常時接続が可能。従来モデルから採用するディスプレイ上部に配置するアンテナと合わせて感度を高めた。

 複数あるデータ通信サービスの中からKDDIを選択したのは、「通信エリアがほぼ100%であり、プロバイダーを問わず利用できる」(東芝 PC&ネットワーク社 経営企画部)メリットがあるため。また、現在ノートPCのワイヤレスWAN機能の主流は通信カードだが、今回PC内蔵タイプにした点については、通信カードで起こりうる破損による通信障害を防ぐと同時に、突起物がないなどの携帯性も考慮したという。

 このほか、ディスプレイには12.1型ワイド液晶を搭載。2GBのメモリやOSにWindows Vista Businessを採用する。価格はオープン。ラインアップと実勢価格は、店頭販売モデルが、SSD搭載で通信モジュール非搭載の「RX1/TAE」が40万円前後、80GBのHDD、通信モジュール搭載でPowerPoint 2007搭載の「RX1/T8EG」が29万円台半ば、80GBのHDD、モジュール搭載でPowerPoint非搭載の「RX1/T7EG」が27万円前後の見込み。ウェブ販売モデルは、SSD搭載でBluetooth対応の最上位モデル「RX1/W9E」が44万2800円前後の見込み。

 なお、BTOに対応する法人向けとして、SSDとワイヤレスWAN機能のいずれかを選択できる4モデルも、4月中旬から販売する。メモリやバッテリーの容量、通信モジュールの有無などをカスタマイズ可能。SSD搭載で通信モジュール非搭載(標準構成)の最上位モデル「TE120E/2W」が、58万7160円前後の見込み。

東芝=http://www.toshiba.co.jp/
「dynabook SS RX」=http://dynabook.com/pc/business/products/rx_sp/index_j.htm

提供:BCN