日本HP、一般公募から選んだ絵をあしらった機種など個人用ノートPC2モデル

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月11日、個人向けノートPC「HP Pavilion Notebook PCシリーズ」で、夏モデル2機種を4月下旬以降に順次発売すると発表した。2モデルともにメモリやHDDなどをカスタマイズが可能。同社のオンラインストア「HP Directplus」で販売する。

 13.3型の液晶ディスプレイを搭載し、持ち運びに配慮した設計を採用した「dv3000/CT」と、一般公募のデザインを採用した「dv2800/CT Artist Edition」の2機種をラインアップした。2モデルともに最小構成はCPUがCore 2 Duo T8100(2.10GHz)、HDDが120GB、メモリは1GBで、OSはWindows Vista Home Premium。

 菊池友仁・パーソナルシステムズ事業統括・モバイル&コンシューマビジネス本部プロダクトマネージャは「『dv3000』は持ち運び、、『dv2800』は据え置きでの使用を想定し、ユーザーの個性を最大限に発揮できるようにした」と開発意図を説明した。

 「dv3000/CT」は」モバイル用途を想定したノートPC。本体を開いた状態での「落下」と、閉じた状態での持ち運び時の「揺れ」を感知して、HDDのヘッドを退避させるHDD保護機能「HP 3Dドライブガード」をシリーズで初めて搭載した。また、約1.5時間でバッテリの90%までを充電できる急速充電システム「HPファスト・チャージ・テクノロジ」も採用した。

 インターフェースはHDMI端子1基、データ転送速度3GbpsのeSATAポート(USBポートと兼用)を搭載する。本体は真空圧着を使った金属加工処理技術「HP Imprint」を利用し、金属の素材感を出したデザイン「ZEN-design」を採用。背面パネルには金網をイメージした「grid」パターンの処理も施した。

 一方、「dv2800/CT Artist Edition」は、112か国、8500人の応募の中から選ばれたポルトガルのJoao Oliveira(ジョアン・オリヴェイラ)氏の作品「Asian Odyssey(アジアへのいざない)」を背面パネルに印刷したモデル。

 HPでは「採用した絵は個性的で他にはない作品で、一見しただけではわからないような、和紙のような細かいガラを再現できた」(菊池友仁・パーソナルシステムズ事業統括・モバイル&コンシューマビジネス本部プロダクトマネージャ)という。価格は8万9880円から。

日本ヒューレット・パッカード=http://www.hp.com/jp/
「HP Directplus」=http://www.hp.com/jp/directplus/
「HP Pavilion Notebook PC」=http://www.hp.com/jp/pavilion/

提供:BCN