日本エイサー、16:9の画面比率に対応した16型ワイド液晶ノートPCを発表
「持ち運べるホームシアター」をコンセプトに、映像やサウンドシステムなどエンターテイメント機能を強化したノートPC。ディスプレイには、ハイビジョン対応テレビと同じ16:9の画面比率の液晶パネルを採用。ハイビジョン映像を、そのままの画質で楽しめる。また、16:9に対応することで、比率が16:10の15.4型ワイド液晶よりも画面サイズが約14%拡大した。
サウンド機能には、米ドルビーラボラトリーズが開発したPC向けの最新音響技術「Dolby Home Theater」を採用。内蔵のスピーカー2基とウーファー1基で、音声を5.1chサラウンドで再生する。キーボードの左側には、タッチパネル「Cine Dash」を搭載。音楽やDVD再生ソフトなどの操作が指先だけでできる。
本体はピアノ調のブラックをカラーリング、天板にはディープブルーの多層塗装を施し質感にこだわった。電源ボタンやタッチパネル、ヒンジ部分に青色LED(発光ダイオード)を配置。使用時にLEDがイルミネーションで光るといった機能も盛り込んだ。
日本エイサーでは最上位モデル「AS6920G-832G32」、ミドルモデル「AS6920G-812G25」、エントリーモデル「AS6920-602G16」の3機種を販売する。3モデルともに、CPUにインテルCore 2 Duo、メモリ2GB、OSにWindows Vista Home Premium、指紋認識とHDMI端子を搭載した。
最上位モデルでは「AS6920G-832G32」は、ブルーレイディスク(BD)ドライブとエヌビディアのグラフィックカード「NVIDIA GeForce 9500M」を採用する。2万円を追加することで、統合ソフト「Office Personal 2007」を搭載したモデルも3機種すべてで用意した。
会見で日本エイサーのボブ・セン社長は「私たちは、世界のノートPC出荷台数では第2位だが日本ではまだ成功を収めていない。日本ではこの2年間、販路の整理とパートナーシップの強化に力を入れてきたが、次の段階として、『正しい商品を正しいタイミングで出す』ということが重要。今回のPCはまさにその考えに沿った第1弾製品だ」と述べた。また、夏以降に発売するフルハイビジョン対応の18.4型ワイド液晶搭載モデルも紹介した。
日本エイサー=http://www.acer.co.jp
提供:BCN