米Yahoo:検索サービスのオープン化推進、開発プラットフォームを公開へ

 米Yahooは3月13日(米国時間)、検索サービス「Yahoo! Search」を活用してアプリケーションを開発できるプラットフォームを公開すると発表した。サービスのオープン化を進めるもので、併せて「セマンティックウェブ」の標準技術に対応してゆくことも明らかにした。

 開発プラットフォーム「Yahoo! Search open platform」のベータ版を数週間内に提供する予定。これによって、外部の開発者が検索機能を組み込んだユニークなプログラムを容易に開発できるようになるという。こうしたアプリケーションは、検索結果の構造化されたデータを利用するもので、「Enhanced Results」(強化された結果)アプリと呼んでいる。

 「セマンティックウェブ」は、ウェブサイトの意味(セマンティクス)をコンピューターに理解可能な形でコンテンツに組み込み、より高度な処理を可能にする技術。さまざまな技術や記述言語が開発され、標準化が進められており、同社はこれらに順次対応してゆく。セマンティックウェブは、インターネットを“知識のデータベース”に進化させるともいわれており、これまでにない画期的なサービスが生まれる可能性もある。【高森 郁哉/Infostand】

Yahoo! Search
http://search.yahoo.com/