NEC、異種DB間でのデータ統合/連携を実現するソフトの強化版
NEC(矢野薫社長)は1月19日、OracleやSQL Server、PostgreSQLなど、種類の異なるデータベースに、別々の形式のデータをネットワーク経由で連携できるソフトの強化版「DataCoordinator/RA Ver4.1」を発売した。今後3年間で300セット、15億円の販売を見込む。
DataCoordinator/RAのエンジン部分を強化することで、データベース間のデータをほぼリアルタイムに連携する場合の性能を「Ver3.2」よりも50%ほど向上させた。また、データ連携定義を作成するGUI画面で、簡単に複数表のデータを1つの表に統合(集約)したり、CSVファイルからデータベース、データベースからCSVファイルへの連携が可能になった。
オープン系データベースから、NECメインフレームOS ACOS-4上のDBMSであるRIQSII V1、V2へのデータ連携も可能。これにより、オープン系データベースで発生したデータを基幹システムに反映することもできる。
同製品を活用することで、例えば本社の基幹システムのデータベースで管理された商品販売データを、支店ごとに設置された種類の異なるデータベースで管理されている顧客データと連携させることができ、支店ごとの顧客に対する購買傾向の分析などが可能となる。
税別価格は、「DataCoordinator/RAサーバ」が200万円、「DataCoordinator/RAエージェント」が140万円、「DataCoordinator/RA CSVエージェント」が40万円。
NEC=http://www.nec.co.jp/
「DataCoordinator」=http://www.ace.comp.nec.co.jp/dc/
提供:BCN