オージス総研、SOA技術の活用を支援する「OGIS SOAセンター」開設

 オージス総研(本社:大阪市)は2008年1月17日、企業がSOA(サービス指向アーキテクチャ)技術を採用する際の検証環境とサービスを提供する施設「OGIS SOAセンター」を東京港区に開設したと発表した。企業情報システムでの全体最適化とSOA技術の活用促進を目指す。

 SOAは非常に多岐にわたる製品やツール、付随する技術群で構成されるため、性能・相性が良いものを適切に選択するには、連携テストが必須となる。

 センターでは、こうしたニーズに対応するため、SOA技術採用に関する検証環境とサービスを用意。さまざまな製品と技術が混在する実際のユーザ環境を考え、ユーザー視点で各種技術の相互運用性と性能の評価ができるようにする。

 まず、オープンソースESBの「Mule(ミュール)」と外部アプリケーションとの連携を中心に推進する。検証結果などは、Webサイトやコミュニティサイトなどから発表していく予定。

 また、顧客環境に応じた商用製品にの対応し、将来的には、VPN接続による顧客の実運用環境との相互運用性検証なども行う予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

オージス総研
http://www.ogis-ri.jp/