ターボリナックスと仏Mandriva、基本システム共同開発プロジェクトを発表

　ターボリナックスとフランスのMandrivaは2008年1月16日、Linuxディストリビューションの基本システムを共同開発する新プロジェクト「Manbo-Labs（マンボラボ）」を発表した。コアとなる基本システムの開発リソースとテクノロジーを共有して、開発の負担軽減を狙う。

　戦略的パートナーシップに基づき、両社の製品で共通に使えるLinux基本システムの開発に取り組む。両社のエンジニアを中心にコミュニティと協力して進め、4月にリリースする予定。GPLで公開し、他のRPM系ディストリビューションも採用できるという。

　両社は、共有化によって開発の負担を軽減し、ハードウェアの互換性向上やISV/IHVとのアライアンス強化などに注力できるとしている。また、他社・他文化のエンジニアによる共同開発で複眼的な視点が反映されるため、基本システム自体の品質向上も期待できるという。

　両社は、2007年10月にManbo-Labsプロジェクトでの協業を開始。Linux基本システム開発の最初の成果として、Linuxカーネルやライブラリ（glibc）、コンパイラ（gcc）、パッケージ管理システム（rpm）など開発ツールの基本要素をリリースしている。【鴨沢　浅葱／Infostand】

ターボリナックス
http://www.turbolinux.co.jp/

Mandriva
http://www.mandriva.com/