ターボリナックス、モバイル環境に最適化した「Turbolinux Client 2008」

 ターボリナックスは2008年8月29日、最新クライアントOS「Turbolinux Client 2008 Net User Package」の販売を開始した。LiveCDに対応してCD-ROMから起動できるほか、USBメモリやMID(Moblie Internet Device)などのモバイル製品にインストールすることも可能。価格は9800円。

 フランスのMandrivaとの共同プロジェクト「Manbo-Labs」で開発した基本システム「Manbo Core」を搭載した最新クライアントOS。1CDに収まる軽量さが特徴で、ネットブックやモバイル製品などスペックが軽いハードウェアでも快適な操作が可能という。また、Atomプロセッサへの対応やサスペンド、ハイバネーションの強化、タッチパネル操作のサポートなど、モバイル端末に最適化した。

 Net User Packageは、インストールCD(LiveCD)に商用アプリケーションのダウンロード権を付けたパッケージ製品。充実した日本語環境を構築できる「ATOK X3」、「リコーTrueTypeフォント」、Microsoft Office互換オフィススイート「StarSuite」などを利用できる。

 同時に、フリーソフトウェアのみで構築された無償版LiveCDを同社のWebサイトで公開した。また、10月には、インターネット経由で全てのアプリケーションをダウンロードする「Online Product Upgrade」と、全てをCD-ROMに収録したパッケージ製品「Full Disk Package」を発売する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ターボリナックス
http://www.turbolinux.co.jp/