東陽テクニカ、UNIX/LinuxアカウントをActive Directoryで管理できるソフトの最新版

 東陽テクニカは2007年11月30日、UNIX/LinuxのアカウントをActive Directoryで一元管理できるソフトの最新バージョン「Centeris Likewise Identity Version3.5」の提供を開始した。新版では、マイクロソフトの標準ツールでUNIX/Linux管理が可能になった。

 「Centeris Likewise Identity」は、米Centerisが開発したアカウント一元管理ツールで、3月から国内販売している。最新版のVersion3.5は、マイクロソフトが提供するグループポリシーマネージメントコンソール(GPMC)、グループポリシーオブジェクトエディタ(GPOE)と統合し、Windowsサーバの管理と同じ画面・操作でUNIX/Linuxを管理できるようになった。

 また、サポート対象OSに、Mac OS X 10.3/10.4やFedora 7、Solaris 10などの最新OSのほか、Red Hat Linux 7.2/8/9など導入実績の多い旧版OSも追加した。価格はアカウント管理対象サーバ1台あたり4万3000円から(年間保守料は価格の20%)。1年間で100社への導入を目指す。

 2008年度からのJ-SOX法(日本版SOX法)施行で、上場企業には内部統制システムの整備が義務付けられる。これによってIT資産のアカウント(利用権限)の明確化と認証基盤の統合ニーズが高まっており、同社は、これをスムーズに行うためのツールとして売り込んでゆく。【鴨沢 浅葱/Infostand】

東陽テクニカ
http://www.toyo.co.jp/

Centeris Likewise Identity
http://www.toyo.co.jp/it/centeris/