国連:貧困撲滅支援サイトを開設 GoogleとCiscoが協力
国連、米Google、米Cisco Systemsの3者は11月1日(米国時間)、貧困撲滅などの国際協力目標である「ミレニアム開発目標」(MDG)の達成に向け、進ちょく状況や関連情報を提供するウェブサイト「MDGモニター」を共同で開設した。衛星写真を使った3D地図ソフト「Google Earth」を活用する。
MDGは、2000年に189カ国が合意した目標で、▽極度の貧困や飢餓の撲滅▽初等教育の完全普及▽エイズやマラリアなどの蔓延防止▽環境保護▽途上国の開発支援――など8項目からなる。15年までの目標達成を目指している。
MDGモニターでは、各項目の目標値と進ちょく状況を、サイト上の対話形式の地図や、Google Earthを通じて見やすく提供する。現在、Google Earthから数クリックで、国連による関連データにアクセスできるが、これらの情報は近く専用レイヤーにまとめて提供される予定。
また、Ciscoは、サイトの開発を技術面と資金面で支援した。【高森 郁哉/Infostand】
MDGモニター
http://www.mdgmonitor.org/