Google、GmailでIMAPアクセスをサポート
同社アソシエート・プロダクト・マネジャーのデービッド・マレー氏は、公式ブログで、「(IMAPアクセスを利用することで)Gmail内の情報を複数のデバイスで同期させることが可能になる。例えば、iPhoneで“Starred(スターあり)”フォルダに移動したり、Thunderbirdで “All Mail(すべてのメール)”にアーカイブしたりしたメールを、BlackBerryなどIMAP対応メール・クライアントを搭載するデバイスを使って確認することができる」と説明している。
Googleはこれまで、GmailではPOPアクセスのみを提供しており、メール・クライアント側で加えた変更は、Web上のGmailに反映されることはなかった。そのため、メール・クライアント側と同じように Gmail側のデータを整理するためには、再ログインしたときにすべての電子メールを読み直し、再ソートする必要があった。しかし、IMAPアクセスをサポートしたことで、すべての電子メールはサーバ上に保存されるようになり、複数のデバイス間でデータを同期できることになる。
これにより、ユーザーはPCやPDA、スマートフォンに搭載されたIMAP対応メール・クライアントから直接Gmail上のメール・ボックスにアクセスして各種操作を行い、「すべてのアクションをWeb上のGmailと自動的に同期させることができる」(マレー氏)という。
IMAPアクセスは、Gmailの「Settings(設定)」で「Forwarding and POP/IMAP(メール転送とPOP/IMAP設定)」タブをクリックし、ステータスをオンにチェックすることで利用できる。
(リンダ・ローゼンクランス/Computerworld オンライン米国版)
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提供:Computerworld.jp