オージス総研、オープンソースESB「Mule」製品の国内販売開始
オージス総研(本社:大阪市)は2007年10月24日、オープンソースのESB(Enterprise Service Bus)ツール「Mule」を開発・サポートする米MuleSourceの国内代理店契約を結んだと発表した。Mule商用版の販売のほか、有償サポートやSIサービス提供などを行う。
Muleは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)によるサービス/アプリケーション統合の基盤となるミドルウエアで、2001年に原型となるツールが開発された。これまでに、世界100社以上の導入実績があり、熟成度と拡張性・柔軟性の高さから、金融機関などを中心に広く利用されているという。
Muleには、無償利用できるCommunity版、運用監視機能(MuleHQ)の追加や技術サポートなどが付属するEnterprise版2種類がある。動作環境はRed Hat/Fedora/SUSE/Ubuntu/Debianなど各種Linux、Windows Server、Solaris、FreeBSD、Mac OS X。また、さまざまなアプリケーションサーバやWebサービス、Javaなどに対応する。
オージス総研は今後、Muleの機能拡張の開発やドキュメントの日本語化によって、オープンソースコミュニティに積極的に貢献するとしている。既にJavaフレームワーク「Seasar2」プロジェクトとの連携で成果を上げているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】
オージス総研
http://www.ogis-ri.jp/
MuleSource
http://www.mulesource.com/