Ruby普及を支援する「Rubyアソシエーション」設立

 プログラミング言語「Ruby」の開発者まつもとゆきひろ氏とネットワーク応用通信研究所(NaCl、本社:松江市)は、Rubyの普及支援を目的とする「Rubyアソシエーション」を2007年7月27日付で設立した。“日本版LLC”である合同会社として設立したもの。

 RubyとRuby on RailsはWebアプリケーション市場で活用が広がっているが、エンタープライズ分野では、利用実績が十分に残されておらず、同分野で使える環境の整備が課題となっているという。

 Rubyアソシエーションは、商用利用における問題を解決して、開発者やユーザーが安心して使える環境を提供していく。具体的には、Ruby開発コミュニティへの支援、イベント開催、Rubyを用いたシステムインテグレーション事業への支援、Rubyグッズの販売などを行う。

 事務局は松江市開発交流プラザ(松江オープンソースラボ、松江市朝日町)内に置き、理事長にまつもと氏、副理事長にNaCl主任研究員の前田修吾氏が就任する。利益は、次の開発やコミュニティ支援に振り向け、出資者に分配はしない。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ネットワーク応用通信研究所
http://www.netlab.jp/