ファーストサーバ、仮想化技術「Virtuozzo」を採用した専用サーバ

 レンタルサーバのファーストサーバ(本社:大阪市)は2007年10月29日、米SWsoftの仮想化技術「Virtuozzo」を採用した中小規模向け専用サーバサービス「GS1」を発表した。価格は、初期費用が2万1000円、月額費用が1万5750円。11月1日から提供開始する。

 ユーザーごとにハードウェアリソースやネットワーク帯域を独立させた仮想環境を提供。仮想環境の管理者権限(root)を開放したことで、ユーザーは自由度の高いシステム構築ができるという。

 ブラウザ経由で、仮想環境の停止・再起動、OSの再インストールなどが可能。業務システムの開発・運用など幅広い用途に対応する。

 データ保存領域にはEMC製SANストレージを採用し、耐障害性を高めた。ディスク容量は40GB(ユーザー使用領域20GB、バックアップ20GB)、搭載OSはCentOS 4.5。また、グローバルIPアドレスを1個提供する。

 契約期間は6カ月または12カ月単位。初年度500セットの契約を目指す。

 「GS1」は、汎用性を高めたレンタルサーバ「GS」サービスの第1弾で、今後、システム規模や特性に応じてラインアップを拡充する予定。必要に応じて上位サービスへの移行も可能になるという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ファーストサーバ
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